ひきこもり主婦、街へ出る 後編
前編はこちら ↓
ひさしぶりの街中
いつもの平日より、心なしか人通りが多い
お子ちゃまもチラホラ。まだ春休みではないはずだが、短縮授業だろうか。
人々の服装は、冬仕様と春仕様が半々くらい。
なばなんは、がんばって上着1枚だけは春仕様にしてきた。
まずは、目的のものを購入 → 任務完了
さて、このあとどうするか
ちょうどいい具合におなかがすいたので、ランチにすることにした
よく立ち寄るスパゲティのお店だ
やはりここは落ち着く
いや・・・なんか違う
遅めのランチだったにもかかわらず、いつもよりお客の密度は高めだった
それに、いつもより接客が雑だ。
前にもこういうことあったような…
春のバイトは、慣れない新人さんが多いのだった
極めつけは明らかに雑談なのに、何度呼んでも反応がない。
立ち上がって、キッチンの入り口に歩み寄り、しかも大声で呼んだにもかかわらずだ
いや、これって「慣れない」って問題でもないよな…。シカト?難聴?
キッチン前で三回くらい呼んで、雑談をしていた活きのいい女の子がやっと反応した
「はあい。少々お待ちくださーい!」と言って、悪びれもせず通り過ぎていく
さすがにムカついてきた。
と、思いきや…
奇妙なことに、あまりに活きが良く悪意なさげな返事に、雑な接客による不快さは
いくらか緩和された。春のせいか?なばなんの頭がおかしいのか?
こんなこともあるんだ…
で、結局…
さっき買ったばかりの真っさらな本に目を通しながら、
美味しいトマトソーススパをほおばりながら、
至福の時を過ごすことができた v(・∀・*)