なんでも鑑定団 茶碗騒動 続報
今日の気になったニュースです。産経新聞から コチラ ↓
「衝撃事件」なんておどろおどろしいタイトルが付いてますね (゜Д゜;)
なばなんは以前、産経の記事を引用してこの騒動を取り上げました。
コチラ→ なんでも鑑定団 - なばなんのブログ
同じ産経さんによる続報記事です。なんだか思ったより大変なことになってきましたね。
前回のポイントはこうでした
- 陶芸家がいう「釉薬ぬった偽物」説は、分析の結果によりある程度否定されている。
- 所有者が「もう調査は行わない」といってるのに、陶芸家が望む「検証」は行えるのか
続報では、陶芸家は奈良大の行った成分分析の方法にも言及しています。
あとBPOは、審議を行わないことを決定しました。理由が知りたいなあ。
【陶芸家の反論ポイント】
1.成分分析の方法に異議あり。釉薬塗ったはずだ!
分析装置から発する蛍光X線の入射角度が適切ではなかった可能性があると指摘。X線の入射角度によっては発色元素が検出される余地があるとしている。
2.時代が違う・釉薬が複数あるのはおかしい
南宋時代に中国・福建省の窯で製造された茶碗であれば、使われた釉薬にはマンガンが含まれている。
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一つの茶碗でマンガンが検出される(赤、青、白、緑の)部分 と
検出されない(大部分を占める黒の)部分がある。
この分析結果をみると茶碗には異なる釉薬が複数使われている可能性がある。
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国宝指定の曜変天目茶碗は、(製造過程での)釉薬は1種類だった。
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南宋時代に製作されたものではなく、釉薬が複数使われていることにより、国宝指定の曜変天目とも異なる。
長い間曜変天目一筋で努力されてきた陶芸家さんのお気持ちも、わかります。
BPOが手を離した以上、テレビ東京の手も離れたということでしょうか。
騒ぎはますます大きくなっているようです。
所有者さんのお気持ちを考えると、同情します…。
ただ、放送を見ていた者としては本当のことが知りたい、のも事実です。