なばなんのブログ

何気ない日々を綴ります。

米記者、日本人優勝で差別発言、即解雇へ

昨日付の気になったニュースです。

locoloconews.com

記事の内容

  •  佐藤琢磨氏がアメリカのモーターレース「インディ500」で優勝したことに対し、ドイツ系アメリカ人スポーツ記者、テリー・フレイ氏が「日本人が勝ったことは不快」とツイートした。
  • フレイ氏のツイッターは瞬く間に炎上。彼は謝罪ツイートしたが、事態を重く見た所属新聞社デンパーポスト紙はフレイ氏の解雇を決定した。

  

いやはや。ツイッターおそるべし ( ̄ー ̄) 
他サイトもググってみたのだが、フレイ氏に抗議しているのは主に欧米の人達だ。
日本人の感覚だと、謝罪もしたし即解雇は厳しいのでは、という見方があるようだが、アメリカではそうではないようだ。

アメリカは多民族国家。本音はどうあれ公の人種差別には厳しい社会制裁が待っている?

なんか違和感。


このフレイ氏の日本人蔑視、どうも今回が初めてというわけではないようだ。
以前にも、日本人宇宙飛行士が搭乗していることに対し、日本人が頭の上を飛んでるのが気にくわないと発言したそうで ┐(´д`)┌

62歳、記者歴30年の超ベテラン記者。スポーツ記者と言うことで少々過激な発言も今までは許されてきたのだろう。日本人はいちいち抗議などしないだろうし。

 

ヨーロッパの歴史Ⅰ('15)」第9章より引用

ヨーロッパ人こそ優れた人種であり、ヨーロッパ諸国こそ地球上で最も発達した文明国であり、人類の模範であるという考え方が根強く潜在していた。

ヨーロッパの近代化について勉強中に、このニュースが飛び込んできた。
欧米人が言う「未開と文明」の区分けは、植民地支配、産業革命などの近代化以降さらに明確になった。

 
おそらく、今までカーレースの世界では欧米人が数多く優勝してきたんだろう。
本来なら欧米人が優勝すべきはずなのに日本人が優勝した。ゆえに不快。

 

アメリカは多民族国家だが、自由な発言が許される国でもある。
ただ、今回の彼のツイートは記者として愚かだったと言わざるをえない。

この記事から感じたのは、21世紀においてもアメリカであれどこであれ、例え口には出さずとも、他の人種に対しよい感情を持っていない人はいるということと、日本人は嫌われてないはずだというのは幻想にすぎない、ということだ。
 

長い間、欧米世界で戦ってきた佐藤琢磨氏は、そのようなこと百も承知だろう。

 

ともあれ、佐藤琢磨選手、優勝おめでとうございます! (*^ω^*)